湘南地域で中学生がハンドボールできる学校・クラブはどこ?今ある選択肢と“少ない理由”を調べてみました🤾♂️
「湘南地域で中学生がハンドボールを始めたい」「小学生から続けて中学でもプレーしたい」と思っても、サッカーやバスケットボールのように情報がまとまっていないのが現実です。そこで今回は、平塚・藤沢・鎌倉など湘南エリアを中心に、公式情報で確認できた中学・クラブをいくつかご紹介します😊
まず、湘南地域で中学生がハンドボールに関われる主な選択肢として確認できたのは、湘南学園中学校、鎌倉学園、HC湘南、そして平塚ハンドボールクラブU-15です。数としてはかなり多いとは言えず、「探して初めて見つかる」くらいの希少さがあります。
1. 湘南学園中学校(藤沢市)
湘南学園の公式サイトでは、ハンドボール部が「中高 男女」で活動しており、中学校・高校を合わせて男女4チームで活動していることが明記されています。活動日は平日・土日を含み、アリーナ練習、体力トレーニング、グラウンド練習、練習試合まで幅広く実施されています。さらに、中学男子は神奈川県予選準優勝で関東大会出場、中学女子は神奈川県私学中学ハンドボール大会優勝という実績も確認できます。湘南地域で中学からしっかりハンドボールに取り組める、貴重な学校の一つと言えそうです。 (学校法人湘南学園)
2. 鎌倉学園(鎌倉市)
鎌倉学園の公式ページでは、高校ハンドボール部の紹介の中で、「中学ハンドボール部から継続して活動する生徒」がいることが書かれており、中学段階からのハンドボール経験者が育つ流れがあることがわかります。年間予定には湘南地区新人戦、県新人大会、藤沢市民冬季大会なども掲載されており、湘南エリアの大会文化の中で活動していることもうかがえます。中学から高校へとつながる導線が見える学校です。 (kamagaku.ac.jp)
3. HC湘南(中学生クラブチーム)
湘南学園の学びブログでは、中学生女子ハンドボール部について「HC湘南」の名称が使われ、「クラブチームとして活動するHC湘南」と明記されています。2025年には東日本ハンドボール大会への出場も紹介されており、2026年2月の学校ブログでは、女子HC湘南の優勝や、男子・女子の好成績も報告されています。学校内の部活動とは少し違う、地域・クラブ型の中学生ハンドボールの受け皿として注目したい存在です。
4. 平塚ハンドボールクラブ (平塚市)
弊クラブは、U-15として中学生男子・中学生女子のチームが発足中です!しかも、平塚市在住以外でも参加OKとされており、練習場所はひらつかサン・ライフアリーナ、平塚市総合体育館など。学校にハンドボール部がない子にとって、「地域で続ける」「地域で始める」という選択肢になっているのが大きな魅力です。
正直、湘南地域の中学ハンドボール環境は“少ない”です
ここで大事なのは、「いくつかある」ことと、「十分に多い」ことは別だという点です。たとえば藤沢市が公開している市立中学校の部活動一覧(令和6年4月現在)を見ると、バスケットボール、サッカー、野球、バレー、バドミントンなどは並んでいる一方で、ハンドボールは確認できません。 つまり、少なくとも公立中学校ベースでは、湘南地域で気軽にハンドボール部へ入れる環境はかなり限られていると考えられます。 (藤沢市公式サイト)
神奈川県全体で見ても、その傾向は同じです。県の方針資料では、令和5年度の公立中学校運動部設置数として、ハンドボールは男子48、女子41となっています。一方で、バスケットボールは男子385・女子391、サッカーは374、軟式野球は364と、主要競技との差はかなり大きいです。湘南地域だけの特殊事情というより、中学ハンドボールそのものが少数競技になっているのが実態です。 (神奈川県公式サイト)
では、なぜ少ないのでしょうか?
背景の一つは、やはり少子化と学校部活動の縮小です。神奈川県の資料では、生徒数減少の影響で、平成24年から令和5年までの11年間で、県全体では2校に1校で1つの部活動が廃止されているとされています。団体競技では人数不足で合同部活動が増えていることも示されており、ハンドボールのように一定人数が必要な競技は、どうしても維持が難しくなりやすいのです。 (神奈川県公式サイト)
もう一つは、指導者と学校負担の問題です。県資料では、部活動顧問の負担として、勤務時間、技術指導、大会引率が大きく、さらに運動部顧問の4割以上が競技経験のない部活動を指導しているとされています。ハンドボールは専門性が高く、未経験の先生だけで継続的にチームを運営するのは簡単ではありません。こうした事情も、設置校が増えにくい理由の一つと考えられます。
さらに、施設面のハードルもあります。日本ハンドボール協会の資料では、正規コートは40m×20mで、安全地帯を含めると48m×28.5m程度のスペース確保が求められる場面もあります。屋内競技でありながら、かなり大きな専用性が必要になるため、学校体育館事情によっては継続運営が難しいケースも出てきます。 (公益財団法人日本ハンドボール協会)
加えて、競技環境そのものも今、大きな転換期です。日本ハンドボール協会は、2027年から全国中学校大会(全中)でハンドボールを実施しないことになったと説明し、そのうえで「次世代プレー環境整備プロジェクト」を進めています。これは逆に言えば、これからは“学校だけ”ではなく、“地域クラブも含めて育成環境を作る時代”に入っているということです。 (公益財団法人日本ハンドボール協会)
だからこそ、地域クラブの存在価値は大きいです
ここまで見ると、「湘南ではハンドボールが少ないんだ…」と少し寂しく感じるかもしれません。でも、見方を変えると、地域クラブの価値がとても大きいエリアだとも言えます。実際、藤沢市ハンドボール協会も、小中学生から高校生、一般、マスターズまで、ハンドボールを生涯スポーツとして続けられる環境づくりを目指していると発信しています。学校に部活が少ないからこそ、地域でつなぐ意味があるのです。 (藤沢市ハンドボール協会)
平塚ハンドボールクラブとしても、この現状は前向きに捉えたいところです。湘南地域では、中学でハンドボールをやりたくても、学校だけでは選択肢が限られるケースがあります。だからこそ、「経験がなくても始められる場所」「小学生から中学生へ続けられる場所」の存在は、とても大切です。平塚ハンドボールクラブでは、小学生はもちろん、中学生も経験を問わず仲間を募集していくことに大きな意味があると感じます✨
まとめ
湘南地域で中学生がハンドボールに関われる場は、公式に確認できる範囲でもかなり限られています。 その一方で、湘南学園、鎌倉学園、HC湘南、平塚ハンドボールクラブU-15のように、しっかり活動している学校・クラブも存在します。数が少ないからこそ、出会えた環境はとても貴重です。これからハンドボールを始めたいご家庭も、続けたい選手も、ぜひ地域の選択肢に目を向けてみてください😊 (神奈川県平塚市周辺のハンドボールクラブ「平塚ハンドボールクラブ」)
