HIGH-CLASSU-12U-15クラブチームハンドボール小学生平塚湘南

〖解説〗子どもの「やり抜く力」はどう育つ?保護者が知っておきたい、頑張り続ける力の科学

「うちの子、すぐ諦めてしまうんです」
「最後までやり切る力をつけてほしいです」

スポーツをしているお子さまを持つ保護者の方であれば、一度はこのように感じたことがあるかもしれません。

ハンドボールでも、最初から上手に投げられる子ばかりではありません。パスが届かない、シュートが入らない、相手に抜かれてしまう、試合で思うように動けない。そんな小さな失敗の連続の中で、子どもたちは少しずつ成長していきます。

今回のテーマは、近年教育やスポーツの分野でも注目されている「やり抜く力」です💪

研究では、やり抜く力は「長期的な目標に向かって、興味と努力を持続させる力」として整理されています。いわゆる“根性論”ではなく、目標に向かってコツコツ取り組む力、失敗しても学び直す力、少しずつ前に進む力と考えると分かりやすいです。初期の研究では、やり抜く力は学業成績や継続、競技的な成果などと関連することが報告されています。(Grit: Perseverance and Passion for Long-Term Goals)

ただし、大切なのは「やり抜く力があれば何でも成功する」と考えすぎないことです。複数の研究をまとめたメタ分析では、やり抜く力の中でも特に重要なのは「興味を変えないこと」よりも、努力を続ける力である可能性が示されています。また、やり抜く力は誠実性や自己コントロールとも強く関係しており、単独で成果を大きく決める“魔法の力”ではないことも指摘されています。(Much Ado About Grit: A Meta-Analytic Synthesis of the Grit Literature)

つまり、保護者の方に知っていただきたいのは、
「やり抜く力=無理やり頑張らせること」ではない
ということです。

むしろ、子どもが「もう一回やってみよう」と思える環境を、大人がどう作るかがとても大切です。

子どものやり抜く力を育てる声かけとは?

研究で特に参考になるのが、「結果」や「才能」だけを褒めるよりも、努力・工夫・挑戦のプロセスを認める声かけです。

例えば、
「すごい!才能あるね!」
よりも、

「最後まで走り切ったね」
「失敗した後に、もう一回挑戦したのが良かったね」
「さっきより腕の振りが良くなっていたね」

という声かけの方が、子どもは“自分の行動で成長できる”と感じやすくなります。

小学生を対象にした研究では、知能や能力を褒められた子どもは、失敗後に粘り強さや楽しさが下がりやすい一方、努力を褒められた子どもは学習目標を持ちやすく、失敗から立て直しやすいことが報告されています。(Praise for intelligence can undermine children’s motivation and performance)

これはスポーツでも同じです。
シュートが入ったかどうかだけでなく、
「助走のタイミングを変えようとしていたね」
「相手を見てパスを選べたね」
「怖がらずに守備に戻れたね」
といった“成長の途中”を見つけてあげることが、次の挑戦につながります😊

「自分で決めた感覚」が、継続の力になる

もう一つ大切なのが、子どもの自主性を支えることです。

保護者がすべてを決めるのではなく、子どもが少しでも「自分で選んだ」「自分で決めた」と感じられることが、継続する力につながります。

自己決定理論に基づく研究では、親が子どもの考えを尊重し、理由を説明し、子どもの気持ちを理解しようとする関わりは、子どもの動機づけや学校適応、粘り強さと関連することが示されています。

最近の研究でも、保護者の自律性支援は中学生年代の自己評価や将来への適応力に良い影響を与える可能性が示されています。さらに、高校生を対象とした研究では、親の自律性支援はやり抜く力と正の関係があり、心理的なコントロールは負の関係があることも報告されています。(The effect of parental and teacher autonomy support and core self-evaluations: a three-wave longitudinal study of middle students’ career adaptability)

家庭でできる工夫としては、たとえばこのような声かけがおすすめです。

「今日は何を一番頑張ってみる?」
「うまくいかなかったところ、次はどうしてみたい?」
「続けるか迷っているんだね。どんなところが大変?」
「やめないこと」だけを求めるのではなく、子どもの気持ちを一度受け止めた上で、次の一歩を一緒に考えることが大切です。

ハンドボールは「やり抜く力」が育ちやすいスポーツです

ハンドボールは、走る・跳ぶ・投げる・捕る・考える・仲間と協力するという要素がたくさん詰まったスポーツです。

最初はボールをうまく扱えなくても、少しずつパスがつながるようになります。シュートが入らなかった子が、練習を重ねてゴールを決められるようになります。守備が苦手だった子が、仲間と声をかけ合いながら相手を止められるようになります。

この「できなかったことが、少しずつできるようになる経験」こそ、子どもにとって大きな財産です✨

平塚ハンドボールクラブでは、初心者も経験者も大歓迎で新規メンバーを募集しています。ホームページ上でもU-12・U-15カテゴリーやメンバー募集ページが案内されており、小学生から中学生年代まで、ハンドボールにチャレンジできる環境づくりを進めています。

「運動が得意ではないけれど、何かスポーツを始めたい」
「チームスポーツを通じて、協力する力を育てたい」
「失敗しても前向きに挑戦できる子になってほしい」

そんなご家庭にとって、ハンドボールはとても良い選択肢の一つです。

保護者の方へ:大切なのは“続けさせる”より“またやってみたい”を育てること

子どものやり抜く力は、叱って無理に引き出すものではありません。

「失敗しても大丈夫」
「工夫すれば変われる」
「自分で選んで挑戦していい」
「頑張った過程を見てくれている人がいる」

そう感じられる環境の中で、少しずつ育っていくものです。

ハンドボールの練習でも、試合でも、子どもたちは毎回たくさんの挑戦をしています。うまくいく日もあれば、悔しい日もあります。でも、その一つひとつの経験が、子どもたちの心と身体を育ててくれます。

保護者の皆さまには、ぜひ結果だけではなく、
「挑戦したこと」
「工夫したこと」
「続けようとしたこと」

にも目を向けていただければ嬉しいです😊

平塚ハンドボールクラブでは、これからも子どもたちが楽しく、前向きに、そして仲間と一緒に成長できる環境を大切にしていきます。

小学生・中学生の皆さん、初心者も経験者も大歓迎です。
ぜひ一度、ハンドボールを体験しに来てください🤾‍♂️🤾‍♀️

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